先日、「ポケモン」なるものを、初めて観ました。
しかも映画館で。
夫は映画「踊る大捜査線3」を観たい!と主張。
私と4歳の息子は、「子どもの映画」を同時間帯に観て、暇をつぶすという
いつものパターンになりました。(娘、別途おでかけ中)
私だって織田裕二に会いたいよ~。
室井さんも、偉くなったんでしょ?
和久さんの息子も出るのよね?
「トイ・ストーリー3」なら、お金を出して観ても良いっかな~
チケットを購入しようとすると
「満席です」とのこと。
ガビーン!
あと、4歳息子見と見られそうな映画は…
アリエッテイは、娘も観たいと言っていたので、ここで観てしまっては
後でブーイングの嵐です。
そりゃ、黄色い物体が、ピカチューということは、私も知っていますわよ。
でも、子どもの頃「ベルサイユのバラ」にハマッた、
コテコテ少女マンガ派の私には、なんだか、ちょっと…その…
「…やっぱ、映画観るの辞めようか?」と私がいうと、
ああ、仕方ありません。
大人1800円、子ども900円、計2700円を、
未知の世界「ポケモン」に払う意志を硬め、チケットを購入しました。
これが「男の子を持つ」ということなのだろうか…と思いつつ。
座席指定で、指定された席に行ってみますと、
父子で来ている親子の隣でした。
私たちは母子で…周りの席には人がいません。(結構ガラガラ)
年齢構成的にも、どうみても4人家族です。
なんだか気まずいですな~
DSを映画館に持ってくると、何とかというキャラクターをプレゼント?
受信出来るそうです。
DSを持っていない私は、今どきの映画事情に、「驚き桃の木」でした。
一方、隣のパパさんは
「おい、受信出来たか?ああ、こんなことなら会社のDSも持ってくれば良かった」と相当悔しがっています。
あ、いよいよ始まりましたよ。
サトシって言うんですね…主人公の男の子。
なんでほっぺに「N」の字が書いてあるんだろう。
元気印のつもりかな?
もし、オスカルのほっぺに「N」なんて書いてあったら…超幻滅です。
だめよ、私ったら、集中して観てください。
でも、 どうしても目がそこに行ってしまいます。
一方、隣のパパは、「あ、○○だ!」とキャラクターにかなり詳しい!
「あ、転んだ!」「あ、落ちた!ワハハハ…」と
自分の家のリビングで観ているかのように、
いちいちコメントを飛ばしては、大笑いしています。
(自分の夫なら「ちょっと静かにしてよ」と言ってしまうところです。)
ただでさえ欠けている私の集中力が、思い切りかき乱されます。
ふ~ん…ストーリー性もあり、結構ハードボイルドなのね。
火や水が迫りくるところなどは、かなり迫力あります。
爆弾が炸裂するシーンでは、息子は手を口にあてて、
ガタガタ震えてしまいました。
うちの4歳児にはハードすぎたみたい?!
一番の見せ場の、○○○―○(これから観る人のために気を使ってみました。)が身代わりで、やられてしまうシーンでは、
息子は「ああ~ん、こわいよ~」と、
私の胸に顔をうずめて泣いてしまいました。
暗闇の中、背中をさすり、頭をなでて慰めて…
お金払ってなんでこんな思いをしなくてちゃいけないんだ?
と思いつつ、ふと隣のパパさんを見ると…
感動して、涙を拭いていらっしゃいました。
(別にいいんですけどね…)
って、あれ?でも純粋にポケモンを楽しめるパパさん、
実はすごく良いかも。
ここの家の奥さんは、もしかしたら、今頃、
織田裕二のスクリーンの前にいるかもしれません。
それに、子どももきっと、楽しいし、嬉しいでしょうね、
こんな風に親と映画時間を共有出来たら
夜、お風呂などで、会話が弾むことでしょう。
映画終了…初ポケモンは結構おもしろかったものの、
冒険以上に、心理的になんだかとても疲れました(笑)
アニメ以外の映画が、見られるのはいつの日やら… ですね。