４月に「刺繍カフェ」を予定しています。
「刺繍画個展」を一週間ギャラリーを貸切り開催（４・１９～２４ FINDにて）
その中で、講演会やワークショップを実施するという、
当会はじめての長期モノ、土日込み企画です。
これらは、糸や布で描かれており、
その一針の糸の向きや色で、絵の表情がまったく違ってくる、
それを考えるのがとても楽しい、と
以前おっしゃっていました。
でもこんな時期に開催していかがなものだろうか・・・
被災地のことを考えるとお気楽？中止した方が良い？？
と罪悪感のような迷いがあり・・・
個展の作家は、昨年定年退職された私の大学時代の教授です。
仕事と子育てをしながら、長年続けていらした「刺繍画」の数々。
写真集も出版されています。
以前個展を拝見して、あまりに素敵だったので
ぜひこの北区でも！と図々しくお願いした次第です。
大学時代、先生の授業（社会学系）が大好きで、すべて最前列で聴講。
取らなくて良い単位まで取得し、
卒業後に「社会福祉士任用資格」なるものが、棚ボタ的に
追いかけてきたりしてビックリしました。（どんだけ取ってたんじゃ～）
その後、先生の研究室「読書会」に、声をかけていただき参加するようになり、
そちらに社会人になってからも、細々お邪魔させていただき
この２０年、お付き合いが続いている次第です。
専業主婦時代、そちらへ伺うと苦しくなる時もありました。
皆さん、院卒で助教授や専門学校の講師など、同じ女性で若くても
着々とキャリアをアップさせていらして・・・
私が口を開くと、世間の狭さを露呈するという感じで、
自己嫌悪に陥ってました。
同じ本を読んでも、煮詰まりが薄いと言いますか、
そういう思考回路が途絶えてしまっているといいますか（自分の責任なんですけど）
帰り道、情けなくて、悔しくて、涙が出てきたものです。
密室育児というのでしょうか？乳幼児と家でふたりきりと、
「世の中」とでは隔たりがあり（心も体も脳も？！）、
今の活動は、その中間点が作れないかと思った次第です。
（自分が欲しかったのですね、子育てしながら主婦が成長？出来る場所）
先生に「個展中止しましょうか？？どうしましょ。」とメールいたしましたところ、
「本当に大変な状況ですね。
ある知人で画家の個展のオープニングパーティにいきました。
ある知人で画家の個展のオープニングパーティにいきました。
彼は、中止するという選択肢ももちろんある。
しかし、「中止」「中止」・・・・・と止めていくと人間の活動・経済活動が縮小していく。
災害に対する衷心は表しつつ、積極的に活動を続ける事を考えることが大事だと思う、
と語りました。
できない人にせよというのではなく、「出来る人は、平常のように行動していく」ということでしょうか・・・」
というようなお返事をいただきました。
自分の中で、萎えていた何かに
勇気を注入していただいたような気がしました。
集客出来ない可能性もあります。
でも、こういう時だから、芸術や音楽に触れて心を元気にして欲しい、
そんな気持ちで。
先生の刺繍画は、本当に綺麗で温かいんです。
（もちろん、状況を見て慎重に詰めていきたいと思ってますが）
恩師に背中を押していただきました。
「先生」って、いくつになってもありがたい・・・
こちらの講師も元気印、こんな時にお会いしたい人、のうちのひとりです
＊ ２０１１年３月２９日（火）１０時から１１時１５分まで、北とぴあ６階C教室
子連れ参加者１８００円、単身参加者１３００円です。（簡単な茶菓子付き）
＊２０１１年４月１９日（火）～２４日（土） 北区十条カフェ＆ギャラリー「FIND」にて
「天野寛子氏 刺繍画個展＆ワークショップ刺繍カフェ」
・個展はカフェOPEN時ご自由にご覧ください。（講演会時間を除く）
・４月２０日（水）ミニ講演会 「刺繍画について、作品について」＋交流会。
昼の部 １０：３０～１２：００（子連れママ対象）
夜の部 １８：００～１９：３０（一般の方対象）
いずれも定員１０名、参加費１０００円（会費、交流会簡単なお茶込み）、予約制。
・４月２３日（土）１１：００～１５：００（出来次第終了）
ワークショップ「刺繍カフェ」
※刺繍及び制作活動経験者用、お子様は危ないので参加不可です。
絵に囲まれ、素敵な空間で自分の作品を仕上げたり、
作家と＜木の葉＞のミニ額を作ってみませんか？
自分のお気に入りの布や糸はじめ、材料はすべて各自お持ちいただきます。
詳細は近々HPにアップ予定
参加費１５００円 予約制。
くわしくは「子育てママ応援塾」HP まで 
