前回ブログで「ゴキブリの交尾」について書いていましたら、
私の前を通り過ぎていった、様々なゴキブリたちを回想しましたので、
ここに記します。
① ブラウンさん
私は高校2年の夏休み、海外語学研修でハワイへ行きました。
学生寮に2週間ほど泊まるのですが、
ルームメイトと巨大なゴキブリを部屋にて発見!
ハワイのゴキブリはソフトに茶色くて、大きくて…めちゃグレートでした。
キャ~と大騒ぎしたものの、透明のプラスチック容器でカポっと捕獲。
「ブラウンさん」と命名して廊下で飼うことにしました。
「ブラウンさん、グッドモーニング!授業に行ってくるからね!」と
出がけに挨拶したり、
「ブラウンさん、何食べるのかな、餌やらなくて良いのかな?」と
生き物を飼うという共通の話題で、ルームメイトとも急速に
仲良くなっていきました。
が、すぐに悲劇が…
私たちが朝、授業に行こうと部屋を出ると、
夜中に誰かがブラウンさんの容器を思い切り踏んだらしく、
容器もろとも潰されていました。かなり悪意を感じる踏まれ方でした。
哀れなブラウンさん…
今思えば、ハワイの碧い海より、ダイヤモンドヘッドより、
ブラウンさんと友人と、盛り上がったことが心に残っている私でした。
② 噛み付き野郎
昔「小さな恋の物語り」というマンガがあり、
チッチとサリーにハマりました。(年がバレますね)
その中で
「なぜゴキブリを忌み嫌うんですか、
この黒光りする見てくれのせいでしょうか?」
とゴキブリがチッチに嘆く場面があり、
そうかもしれない…人種差別ならぬ虫種差別かも…と、
作者、みつはし ちかこ先生に同意しました。
そんなある日、大学受験で勉強中の、私の部屋のカーテンに
ゴキブリさんが止まっていました。
「うん、逃がしてあげよう」
素手でゴキブリを柔らかく包んであげて…と手に収めた瞬間…
チクっ!
ホチキスで、はさまれたような痛みが指先に走りました。
痛いっ!
ゴキブリって噛むんだ~~~っ(冷や汗)
バイ菌持ってる?破傷風になっちゃう?
恩を仇で返したな!この噛み付き野郎!
自分の馬鹿さ加減に涙が出てきました…
噛むじゃん、みつはし先生~
もう、ゴキブリに情を抱かない、そう固く決心したのでした。
それから交尾中のゴキブリを容赦なく一撃したり、
私のゴキブリに対する悪感情は高まり、
徐々に鋭敏に、疾風のごとく捉えられるようになっていきました。
女ゴルゴ13
③ やっちまいました。
そして、ある日、大学生になった私の横をゴキブリが、
サササと小走りに横切って行きました
ゴルゴの眼が光りました。
「んにゃろ~!」
いつものように迅速に床を一撃!
バシっ!
…って、待てよ?
私、今、雑誌やスリッパなどの「武器」持っていたっけ?
自問しました。
え?持っていない!?
素手?
うっそ~
ワナワナ震えながら、床から手をあげて見ますと…
やっちまいました~
しっかり手で押し潰していて…白い体液や数本の足が手のひらに…
「ぎゃ~~~○△□☆×」
言葉にならないとは、このことです。
母親のところへ飛んでいったものの、ロレツも回りません。
まさに大パニック!
泣きたい!
悪夢なら醒めてほしい!
手を取り替えたい!
気絶してしまいたい気分でした…
結婚後、古い実家を後にし、
現在はめったにゴキブリにお目にかからなくなりました。
あれから20年、ゴキブリを見ても慌てず、騒がず、情を挟まず…
冷静沈着に対応する私。
学習したのね。
ゴキブリ武勇伝?(ちょっと違うか)でした。
*そんな私はじめ、仲間たちと企画運営する
「子育てママ応援塾」HPもどうぞ!(こちらは真面目にやってます)