hokkori-uchiumi’s diary

東京都北区で子育てママ応援サロン「ほっこり~の」を起業・運営している代表内海のブログです。イベントやサロンの様子、日常生活のことを書いております。

誕生日

4月1日は娘の誕生日でした。
11歳になりました。
早いものだわ・・・(回想中)
 
思い返せば、11年前の明け方、破水が始まりました。
シャーシャーと羊水が股から出てくるので、慌てて病院へ電話。
隣で寝ていた夫を起こしました。
用意していたボストンバックを片手に、玄関へ急ごうとする私。
と・・・
 
「ちょっと待って、シャワー浴びるから」
な、なんですと??そんなもん浴びなくていいから!!
「だって、生まれるまでに何日もかかることもあるんでしょ」
もお、生まれる~と、騒いでシャワーは取りやめてもらいました。
が・・・
今度は歯を磨き始めました。
スーツに着替え始めました。
なんで着替えてるの??
「だって、いつ生まれるか分からないから、その後、すぐ仕事に行けるように」
ぬおおお~!!早くしてくれ。
仕事は明後日だろう!夫よ。
今度は、自分の親と私の親に電話をかけ始めました。
「うん、これから病院に行ってくるから、うん、うん」
明け方4時だし、病院ついて私が落ち着いてからかけてよ(涙)
 
やっとタクシーに乗り込みました。
病院に到着。
車いすを用意して待っていた看護婦さんも
「ご主人、これからお仕事ですか??」と不思議顔。
いちいち説明している夫、早ぐじで
 
しかし、その後、陣痛はさっぱり来なくて・・・
実は私、17キロも妊娠中に太りまして、太ると陣痛が来にくいそうです。
産休に入って、「わ~い」と食べまくり、寝まくり、テレビ三昧の日々を
送っていたツケが来ました。
 
促進剤注入!
今度は息がつけなくなるくらい、急激な陣痛。
腰が砕けるように痛いですよね~、あれって。
もう絶対妊娠中は太らないようにしよう、と心に誓いました。
 
いざ分娩台へ上がる時になったら、助産師さんが叫びました。
「先生早く来てくださーい!」
え?先生いないの?
「もう少し我慢してくださいね!」って、我慢出来ないわよ。
 
頭上に立っていた夫が、どさくさにまぎれて、股の方へ回り込んで見ています。
おいおい!って感じですが、この状況、それどころではありません。
助産師さんが、生まれてこないように娘の頭を押さえていたそうです。
が、ほてい様?のように頭がビヨーンと伸び、娘が出てきて・・・
先生やっと入室。
かくして、会陰切開もせず3800グラムの岩のような赤ちゃんを産みました。
 
 
ボンレスハムみたいに、手や足が3段くらいに肉割れしていて、
髪ももっさり生えていて・・・金太郎みたいでビックリ。
赤ちゃん独特の、はかなげな、可愛いイメージは全くありません。
 
「会陰を縫い合わせますよ」
これが半端なく痛かった!
麻酔なしで、自然にギザギザに裂けたところを縫う・・・
針と糸が、ツツツーっと、皮を通っていくのが分かるのです。
 
 
昔見た、高倉健さんのヤクザ映画を思い出しました。
確か、自分で麻酔なしで手術していたよな。
そうだ、ブラックジャックだって、たしか麻酔なしで痛みに耐えていたわ。
頑張って、私。
ひいい・・・全身の毛が逆立つ痛さ。
いっぱい裂けたらしく、何針も縫われました。
 
そして、記念写真をパチリ。
初の家族3人写真。
 
後日この写真を会社に持っていった夫。
自分にそっくりだ、と自慢したそうなのですが、
なんとその写真、よく見ると、分娩用浴衣がはだけていて、
私の片方のおっぱいが丸見え・・・ええーっ!
 
「ありゃ!ホントだ~、あははは」
あはは、じゃねーよ!
同じ部署全員に見せたらしい・・・
 
イメージ 1
 
さすがに、これは「はだける前のバージョン」ですが・・・
この医者みたいな格好の夫、
主役なのに顔がほとんどえていない娘、
疲れきって、とんでもない顔の私・・・
世の中、それぞれ出産ストーリーがあるかと思いますが、
11年前のあの日を思い出しました。
(ちなみに夫は、5歳息子誕生の時にも、いろいろやらかしてくれました
 
今では、生意気ざかりの娘ですが、
赤ちゃんが与えられた時の喜びや感動を忘れず、
この人がいたから、「親」にさせてもらったのだな、と
イライラせず、大きく構える優しい母親でいたいものです。
母親も「成長進行形ーing,」 ですね。
 
 
 

東北地方の親子を救おうプロジェクト
kokone主催 ベビーとキッズのチャリティイベント 

 
よろしくお願いいたしまうす
 
 
*2011年4月11日(月)シネマカフェ企画 in十条シネマカフェ「soto」10:30~
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