ドリフ観て 親子３代 大笑い
無類のドリフ好きな夫は、
「今日は、ドリフだな」と言い残し、
朝は、仕事に出かけて行きました。（どんだけ好きなの？！）
そして年末の夕方から、お姑さんたちが来て我が家に宿泊。
（死に物狂いで大掃除したわ～
）
）元旦は私の親も来て、正月ムードで盛り上がりました。
当方、一人っ子同士の結婚でして・・・
毎年、親同士の交流も兼ねて皆で旅行したりしているので、
わりと、一同で和気あいあい過ごせるかな・・・。
とはいえ、う～ん、大忙し
座っている暇ないわね。
そんな私の様子を見て
普段、なーんにもやらない夫が食器を運び、
シンクの「皿の山」を黙々と洗い始めました。
すると、１０歳娘が「パパが自分で洗い始めた！」と目をまん丸くして
私に耳打ちしてきました。
「気を遣ってくれているんでしょ」
「ふ～ん」
亭主関白系の我が家では「ナニこれ珍百景」に値します。
さりげない夫婦の思いやり？
まだ分からないだろうな、娘よ。
お舅さんからトランプ「５１」を教わり、
娘、私の母、お舅さん、夫でゲームに熱中、
私とお姑さんは、通販カタログでこのコートが良いわね、など語り合い、
息子は、酔っぱらった私の父と、怪獣ごっこで大はしゃぎの大喜び。
もちろんお姑さんとは、バトルな時期もありましたよ。
泣いて、怒って、憎んで・・・
そんな自分がとても嫌になったり。
でも、忍耐の積み重ね（お互いに）が、
ミルフィーユのように時間の層を増して、
家族になっていくのかなあ・・・
なんて、ぼんやり思っていたところに、１本の電話。
「お姑さんの妹で、ガンで入院中のおばさんが危篤」とのこと。
ほんわかムードが一挙、緊迫ムードに。
すぐ近くの病院だったので、お姑さんたちはすぐに駆けつけました。
この日の午前、夫とお姑さんは見舞いに行って、
いろいろ話をしてきたそうです。
私も１週間前のクリスマスに、「クリスマスカード」を持って
お見舞いに行ったばかりでした。
夏から、東京の病院で闘病開始の独身のおばさん。
東京にいるのは、親族で私たちのみでしたので、
そして日中、時間があるのは私だけなので、
しばしばお見舞いに行かせていただきました。
気難しい、気が強い人、という触れ込みでしたが、
そんなこともなく・・・（やはり気を遣っていたのかなあ）
お姑さんの、結婚前に付き合っていた人の話、
お舅さんとの出会い、などマル秘話を伺い大笑い・・・
知られざる歴史に、一族の仲間入り出来たようで嬉しかったなあ。
星野富広さんの詩画集をプレゼントすると
目を輝かせてページをめくり、
治ったらこんな木を庭に植えたいわね、とおっしゃったり・・・
薬が効いて、ガン細胞が消えた！という時は、
一緒に手を叩いて喜んだり・・・
ここ半年で、急速に親交を深めた私とおばさん。
でもやはり、また具合が悪くなり、行くたびに、痩せて、小さくなられて・・・
どうすることもできない、
病室を出るときに祈るのみ・・・
入院費の払い込みなど頼まれ（無菌室から出られないので）
通帳など預かって来た時、
夫からは、「お世話になった実の姪や甥が沢山いるんだから、
出過ぎたマネするな、何言われるか分からないだろ！」
と怒られ撃沈。
親族になったつもりでいたけれど、
やはり「嫁」ってムズカシイ。
季節は変わり、クリスマスの日、
「人間に期待してもダメなんだよ、人間じゃ駄目なんだよ」と
背中を丸めて、押し殺すように泣かれたおばさん。
ああ、あの時、なぜ気の効いた言葉を返せなかったのでしょう、私は。
「うん、うん」って、一緒に泣いてしまっただけでした・・・
（家で、「ママって、ああいう時、だめなんだよね」というと、
「聞いてあげただけ、いいんじゃないのお」と１０歳娘。
１０歳って意外と大人だ・・・）
「喋ると口内から血が出るから、もう来なくていいからね」
「はい、分かりました」
気丈なおばさんにもどっていました。
そして・・・
昨日の朝、天に召されました。
病院の霊安室で最後のお別れ。
病院は、お医者さんも看護婦さんも、葬儀屋さんも？忙しそうに
働かれていました。
お正月など関係なし、です。
お姑さんたちが我が家に滞在中に、突然亡くなられたのも、
なにか大きな「流れ」を感じました。
でなければ、意識があるおばさんに会えなかったでしょうし、
危篤の時にかけつけられなかったかも。
夫が強引に呼び寄せたのも、神様の計らい？だったかも。
バタバタバタ・・・
今年は、年始から「家族」について感じることが沢山ありました。
自分の置かれている場所で、
「家族」や「命」を、
日頃当たり前のように思っているけれど、
限りある中で感謝していかねば・・・なんて。
きゃ、真面目に語ってしまった・・・
では本年も、よろしくお願いいたします。ぺこり。
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